西郷隆盛の大河ドラマも終盤で、感動的な場面がてんこ盛りですね。
さて西郷の有名なこの言葉に関する文章をを西郷南洲翁遺訓の24番目にみつけましたので、以下に記載してみます。ご興味のある方は読んでみてください。
道は天地自然の物にして、人はこれを行うものなれば、天を敬するを目的とす。天は人も我も同一に愛し給うゆえ、我を愛する心を以て人を愛する也。
「訳」道というのはこの天地のおのずからなるものであり、人はこれにのっとって行うべきものであるから何よりもまず、天を敬うことを目的とすべきである。天は他人も自分も平等に愛したもうから、自分を愛する心をもって、人を愛することが肝要である。
「私なりの解説」道というのは天道です。小さいころ、悪いことはしてはいけません。お天道様がみていますよ。とおばあちゃんに怒られたことがありませんか?そのお天道様のことだと思います。天の神様と言い換えても、宇宙と言い換えても、サムシング・グレートと言い換えてもいいかもしれませんね。
さらに遺訓25もすてきな言葉です。
人を相手にせず、天を相手にせよ。天を相手にして、己を尽くして人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし。
これらの南洲翁遺訓は庄内藩の方たちがまとめたことだそうですが、わざわざ荘内(山形県鶴岡市)から薩摩(鹿児島県)まで学びに来る価値ありのお言葉ですね。やはりすごい人はすごい。