尊敬する日本人の一人として多く日本人が名前を挙げる人。
東京ドームでの試合が終了し、記者会見は真夜中12時から始められた。
思い出に残る日はいつか の質問に
「今日の日だろう。」
「MVPを取ることや、記録更新などは大したことではない、記録はいつか破られる。今日のスタジアムを見たら死んでもいいと思った。いや死なないですけどね。」
終了時間は11時を過ぎて夜12時近かったにもかかわらず、球場内にいた人はほとんどが残り、最後はスタンディングオベーションでイチローを見送ったのだった。それはそれは壮観であった。
これまでで誇りに思うことはあるか という質問に
「昨年5月から今までは少し誇りに思ってもよい。」との答え。
球団会長付き特別補佐 という肩書は、常に一軍に帯同し選手に助言を与えられる役どころであるが、公式試合には出られず、ベンチ入りも許されない。
だが、毎日選手たちとの練習をかかさなかった。
数ある記録更新ではなく、こういう日々に誇りを持つ人なのだ。
おそらく引退後も 毎日、淡々と、ルーティーンの練習をこなすであろう。
自らの中にあるゴールを目指して。
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