2018年10月11日木曜日

研究者の心え


先日、本庶佑(ほんじょ たすく)京大名誉教授がノーベル医学生理学賞を受賞されました。

記者会見で「教科書を疑え」「自分が見たことしか信じるな」といっておられました。私が大学院生だったころ(30年前だが)全く同じことを主任教授から言われており、懐かしく思いました。基礎研究をやっている研究者は皆さん、同じなのだなあと感慨深かく思い出すことができました。
研究中はどこがゴールだかわからない、暗いトンネルの中にいるようで、向こうの方に遠い遠い向こうの方に小さなごく小さな1点の光が見える。そこを目指して進んでいかなければならないが、いったいどれくらいかかるのか、まったくわからず、自分がどこにいるのかもわからない、そのような気がすることがあり、私はいつ地上に戻れるだろうと思って過ごしていたものです。
これまでの一般常識を疑え、自分が見たことしか信じるな。・・・・・このことは、今でも私の中で自分の主軸の一つとなっています。

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